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作品紹介 |
運命を拓く<天風瞑想録>/講談社文庫、をご紹介致します。 |
ヨガ哲学より得られた天風先生の人生哲学がコンパクトに凝集された書籍です。
まず、考え方の基本を理解して頂くために、本文より切り取ってご説明致します。
@宇宙の本体が産み出したものが、森羅万象である。よって、森羅万象を包含している宇宙も哲学的に究極してゆくと、現象界に存在する一切の物質もこの宇宙本体から産み出されたものである。同時に、科学的に考えると、一切の森羅万象と称するものは、宇宙本体のエネルギーの分派によって創られている。形が目の前にあるというのは、宇宙本体の力が、まだ籠っているからである。その力が抜けてしまえば、形を現象界から消して、根本元素に還元しなければならない。人間の死というのも、そういうことなのである。
A人間は、万物の中で、この宇宙本体の分派分量を最も多く頂戴している。
B気というものは動かなければならない。気というものは、一定一ヵ所に静かにしている気遣いはない。気が動くと、動いた気によって物が創られるようになっている。
C気が動いたときの気の元を、哲学では、霊と言っている(魂ではない)。
霊とは、極めてスーパーな、見えない気に対する名称である。
Dこの気が動こうとするときに、現れる現象を「アイディア」という。人間でいう心ということになる。
言い換えれば、心は霊という気の働きを行う為に、与えられている。
また、心の活動は思うことと、考えること以外にない。
E思ったり考えたりすることには、
・意識的に思ったり考えたりすること、
・無意識的に思ったり考えたりすること、の二種類がある。
この書籍では、@〜Eの基本知識を応用して運命を拓けという内容です。
この知識(心の活動)を応用する方法で重要なのは、
1)人間の生命に与えられた活きる力というものは、肉体にあるのではなく、霊魂という気の中にある、ということ。
2)心が積極的方向に動くのと、消極的方向に動くのとでは、天地の相違がある。
ヨガ哲学では、「心の思考が人生を創る」と表現する。
こころの活動により、求めるものの鋳型を創り創つておく。すると潜在意識を通して宇宙エネルギーが自然とその鋳型に流し込まれる。そして求めるものが顕在化・現象化するのだと、まっちゃんは理解しています。
また逆に、顕在意識を利用して潜在意識に働きかけ宇宙エネルギーと交信することもできるとも理解しました。
皆様も宇宙原理の本質を観念的・哲学的に捉えてよりよい人生を築くべく、本書をご活用しては如何でしょうか?。
それでは、また、カニカニまっちゃんのサラリーマン遊泳、書籍紹介所でお会いいたしましょう。

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