作品紹介 死は存在しない＜最先端量子科学が示す新たな仮説＞光文社新書1224 まっちゃんの感覚では、本書の内容は、ナポレオン・ヒル博士や中村天風先生の実践的哲学の考え方を軸に、量子科学の要素も取り込み、宇宙論にまで発展させた自己啓発書であると理解しております。 少々壮大ではありますが、基本は前記両博士の考え方そのもので、さらに宇宙誕生の要素を取り込んで普遍的な概念に仕上げられております。すべての現象を包括している点で素晴らしい仮説です。 　そして何よりも、田坂先生が伝えたいことは、我々がどのような環境下におかれていてもこの世に生きている意味がある。つまり、宇宙の進化の為の重要な役割を担っている。だからしっかりと生きてゆこうよ、ということだとと理解しております。 　まっちゃんは、天風先生の考え、いわゆる天風哲学等を日々実践している（つもり)なので、違和感なく腹落ちした次第です。 　具体的には、１３８億年前の宇宙の始まりである量子真空の中のゼロ・ポイント・フィールドという場に宇宙のすべての情報が波動の干渉、いわゆるホログラムで記録(記憶)されているという仮説にたって説明されています。 そして、ゼロ・ポイント・フィールドと繋がるためには、積極的思考で潜在意識を活用してチャネリングすることの重要性が説かれています。この点は、ナポレオン・ヒル博士や天風先生の教えそのものです。 ところで、この書籍のタイトルの死は存在しないの意味は、こういうことです。 皆様は、いや、森羅万象は宇宙エネルギーの分派として、波動の干渉によるホログラムの存在として、我々を含めて今ここに存在する。 そして、特に我々が行った思考や行動は記憶され、宇宙の進化の要因になっており、たとえ現世からいなくなっても、ゼロ・ポイント・フィールドに個人の記録として帰って行き記憶として永遠に消え去ることはない、ということです。 　このことを考えた時、きっと人生観が変わることでしょう。 そして最後に、田坂先生曰く、我々は大いなる何かに導かれている・・・・ それでは、、また、カニカニサイト書籍紹介所でお会いいたしましょう。